平成29年12月9日土曜日、西富岡の畑はすばらしい晴天に恵まれていました。本日は2週間前に塩漬けにしておいた大根に、発酵させた米麹を使ってべったらの本漬けをします。同時に、年末に仕込む沢庵用の大根を収穫し、干場で干します。
美しい畑風景です。年々、土の木目が細やかになってきて、大根が真っ直ぐに伸びました。
雨岳文庫さんの大釜をお借りして、湯をたっぷり薪で沸かしました。米麹の発酵を促進するために湯煎をするためです。
アルマイトの鍋に伊勢原在住の柏木菊江さんが作った米麹4Kg、湯2リットルをいれて液温を約50℃に保ち、米麹の発酵を促しました。時間経過と共に麹菌が働いてお米が甘くなるのがわかりました。
別の羽釜でもち米のおかゆを炊きました。(もち米1.5Kg+水3リットル)このおかゆを温めた米麹に混ぜて、発泡スチロールの箱で保温状態にしておきます。(発酵作業は7日に行い、9日の本漬けで使用)
別の大釜では、3Kgの米麹とお湯のみの米麹を温度を50℃に保って発酵させました。(もち米なしの甘麹を約半量作ってみました。)
2種類(?もち米入り、?もち米なし)の甘麹に砂糖6Kgとみりん1リットル、羅臼昆布、唐辛子を樽で混ぜ合わせ、べったら床を作成。(?と?の味の比較をしたところ、明らかに違いがありましたが、複数の人で好みは分かれました)
2週間前に塩漬けしておいた大根は、一旦水から出して表面を干してから本漬けに使用(本漬け大根重量55Kg)
1樽、27.5Kgの塩漬け大根に、べったら床半量を投入し23日の樽明けまでキープしておきます。
3畝、約180本の「沢庵大根」を収穫。畑の井戸で洗い、2本の葉っぱを紐で束ねました。
牛舎の屋根の下には、沢庵用の干し場が設置されています。ここに束ねた大根を干して、本日の作業は終了しました。
会員が持参してくださった「甘酒」をみんなでいただきました。
今日の畑からのおみやげは、立派に育った「聖護院大根」と「あきゆたか大根」。ごちそうさまでした。
参加人数 12月7日: 7名
12月9日:20名
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