山口家にて発見された「矢」は江戸時代から続く安田弓具店の技術の高さを示す貴重なものでした。本日7/22(月)に山田弓具第11代目ご当主の安田一様によるご説明を受けました。そのポイントと写真をお楽しみください。
・この矢は江戸時代には大名以外は使えなかった最高級なもの。
・矢羽は大鷲の若鳥のもの。絶滅危惧種でもあり、この羽根は現在では使えない。
・軸は「角箆(かくの)」と呼ばれ正確に飛ぶ最高級の材、作り方も難しい。
「安田」の焼印がある。
・鏃(やじり)は殺傷能力があるもので、実戦でつかえるもの。
・矢筒も漆塗りの高級なもの。
・この矢の制作時期は明治後期?大正初期のもの。
制作者は「安田清三郎」(第八代)のものと思われる。
以下に「矢」の写真と、安田様による「矢」のご説明時のスナップ写真を掲載しました。お楽しみください、
◇貴重な「矢」の写真その1です。
◇貴重な「矢」の写真その2です。
◇安田一様からの「矢」各部の材と作り方、安田家の由来、匠のこだわりなど 約1時間にわたりご説明をいただき、「矢」の持つ奥深さを知りました。安田弓具様は江戸時代は江戸弓丁(現在銀座)に在し、長期に続く名門です。安田一様、貴重なお話をいただき感謝致します。続きを隠す<<