令和2年3月15日(日曜日)、コロナウイルスの騒動真っ最中でしたが、西富岡の畑は菜の花が満開です。
第2東名は今月7日に開通し、すっかり景観に馴染んでいました。
今後、伊勢原市がどのように変わって行くのかはわかりませんが、西富岡の畑では、植物の営みが絶えず、ミツバチやその他の昆虫が来訪する空間でありたいと願っています。
この菜の花畑を見て、「美味しそ〜!」とつい言葉に出してしまうのは、「春の美味しさ&採り放題」を知っている雨岳自然の会のメンバーならではのようです。
今年も、伊勢原森林組合さんより椎茸の原木を分けていただきました。原木オーダーは毎年年末が締め切りです。組合でも年々人気が出てきているというお話です。菌駒を打ち込んでから2年目の秋口より椎茸が出てくるため、当会でもだんだんその魅力に虜になられ方々が増えてきました。原木は、山から切ってきて1月中に森林組合さんに運ばれます。それを、中尾清春さんが畑に運んでくださいました。原木に菌駒を打ち込むために、電動ドリルで「しいたけ錐」9.2mmを使用しています。原木は、細いのから太いのまでそれぞれです。菌駒は太さに応じて打ち込みます。今回35本の原木に菌駒千個(1箱)を用意しました。小学1年生の会員さん。お祖母様との共同作業です。椎茸が出てくる頃には4年生になっています。楽しみですね〜。うまく管理すると、1本のホダ木(駒菌を打ち込んだ後の木)から、100個以上もの立派で美味しい椎茸が収穫できます。こちらは沢庵の樽明けです。今年の沢庵は例年の1/5ほどの収量でした。形は不揃いですが、しっかり締まった沢庵となりました。沢庵の樽をあけると、白く膜が張ったように見えるのは、「産膜酵母」で酵母菌の一種です。空気に触れるところが好きで、樽の表面に見られました。重しで押された糠の中は空気の嫌いな乳酸菌が生息しているようです。これらの菌たちが微妙にバランスを取り合って美味しい沢庵を作ってくれているようです。両者の菌は塩分濃度6〜8%でも生きられるそうですが、減塩ブームの昨今、塩分を控えて美味しい沢庵を作るのに、なかなか王道を見つけるのは難しいです。これは塩漬後(塩分濃度3.5%)の守口大根です。昨年は無謀にも「守口漬」に挑戦すべく、守口大根の作付けから挑戦しましたが、細く長く仕上げるにはものすごく大変な作物であることがわかり、今年は取り止めになりました。昨年の細く短い状態の守口大根は会員有志が自宅で酒粕床につけて見るということになり、現在実験継続中です。今後試食の機会を楽しみにしていてください。澄江さんより、串団子の差し入れがありました。ご馳走様でした!コロナ騒動中でしたが、開放型の畑には26名様のご参加をいただきました。美味しい菜の花、採り放題です!今が一番美味しい時。市場での菜の花は「穂先」が売られていますが、農家さんのお話ではちょっと黄色の花が咲き始めた頃が一番美味しい時とのことで、山ほど摘んだ菜の花を、岡田茂さんの「ほうとう鍋」でご馳走になりました。白石さんの手作りこんにゃくやピクルスもあって、素晴らしい飯場飯でした。参加者:26名(内こども1名)続きを隠す<<