令和元年12月8日日曜日、久しぶりの好天に恵まれました。青い空と大山の頂上がはっきりと見え気持ちの良い畑の風景です。今日の予定は、沢庵大根の収穫〜洗浄〜束ね〜干し作業、べったら用大根水揚げ〜本漬け用甘麹調整〜本漬け、それに里芋の収穫、さつまいもの最終回収等です。
前日には、来年3月開通の新東名高速を歩く「新東名伊勢原ウォーク」のイベントがあり、伊勢原市民3千人が楽しんだそうです。
昨年の大根は真っ直ぐ深く成長していたので、抜くのは大変でしたが、今年の大根は真っ直ぐに伸びたものは少なく、全体的に小さく、ほとんどが分岐し細い根がでていました。
昨日に引き続き小学1年生の少女が働いてくれました。大人顔負けのパワーでした!品種は「沢庵大根」ですが、昨年は葉っぱ込みで1本約3Kgの大根が210本(約630Kg)収穫され干場が壊れてしまうのでは?と心配もしましたが、今年は85Kgしかありませんでした。左の写真は昨年の大根、右は今年の大根です。品種は同じ「沢庵大根」湿害の影響です。こちらはべったら漬け用の塩漬け大根を樽から引き上げて本漬けにしました。大くら大根の「超高級樽:仕込量15Kg」と「高級樽:仕込量30Kg」は塩分を3.5%以下にしましたが、塩気が多少きつかったので10分ほど水に浸して塩抜きをしました。「青首大根樽:仕込量30Kg」は塩分を2%程度に控えたところ、わずかの酸味を呈していました。それぞれの樽には、昨日の甘麹に砂糖6Kgと昆布の細切りを加え総量23Kgを、「超高級樽」4.6Kg,「高級樽」および「青首樽」9.2Kgで配分し、重石をかけて22日までの2週間を本漬けとします。米麹と炊いたもち米を合わせて糖化した後の甘麹の味見をしています。ブドウ糖が生成され甘くなっています。市販のべったら漬けですと、アミノ酸類の調味料を使用しているものが多いですが、日高昆布を使いました。2週間漬け込みます。大根は、湿害で不作でしたが、里芋は豊作でした。今年の白菜は見事です。サツマイモ畑で、取り残しの芋を集めています。吉羽先生より、今年の大根は降り続く雨のために、成長点がやられてしまい、生き延びるために横に根を出して成長を保とうと分岐しているという説明を受けています。「大根すごいなぁ〜。」と感心しました。今日のお土産、大根の葉っぱ、里芋、赤カブ、ゆず等。参加人数 大人16名、こども1名 続きを隠す<<