2月6日梅枝剪定講習会の後に、手作り沢庵の樽開けをしました。
昨年、夏の暑さが残る9月13日に練馬大根と青首大根を沢庵用にと種を播きました。
収獲をしたのは12月の5日で、その日から2週間ほど天火干し、12月20日に沢庵漬名人と言われる高平ふさ子さんの
ご指導の基、糠漬けをしました。
そして、2月6日、青首大根34Kg、糠5Kg、塩1.3Kgの樽を開けました。
練馬大根の樽は、沢庵名人のフーちゃんによると、もう一月後が食べ頃とのことで、2本だけ味比べのために出して
みました。

青首大根と練馬大根。今回の樽開けで完璧状態だったのは青首大根の樽です。
練馬大根は塩の量を調節して、後一月後に完璧状態になる予定で仕込であります。
沢庵には、薪で炊き上げたご飯が一番。ということでお米三升を羽釜で炊き上げました。
ネギを山口ご当主ご夫妻が自然の会メンバー用にと、沢山育ててくださっています。
採れたてネギを、焚き火にくべて“焼きネギ”を作っていただきました。甘くてとろりとした絶品です。
勿論焚き火には、“焼き芋”も必須アイテムですね。

沢庵の食味の後は、甘いデザートにお汁粉が最適。お餅120個を厚い鉄板の上にオーブンペーパーを
乗せて焼きました。好評のお汁粉となりました。

さて、スタッフは既に数本の沢庵を取りだしてありましたが、受講生と一緒に樽開けです。
干し大根と糠と塩を漬け込んだときには、水分は全くなかったですが、重石をして45日後には、
かなりの水が上がってきています。大根の葉、みかん、柿等の皮もたっぷり入った状態でした。
大根34Kgで、沢庵約40本ができました。
沢庵を取りだした後の糠類は、糠床として受講生の皆様が喜んでお持ち帰りになりました。
90歳のお祖母様のお誕生日のプレゼントに、最高に喜んでもらえるという方もいました。
沢庵名人のフーちゃんが太鼓判を押してくださったおいしい沢庵で、乾杯しました。
とはいえ、味覚は人それぞれ、青首、市販品、練馬大根で味比べをしてみました。
好きも嫌いも人それぞれでした。

どれが、一番おいしいかしら?みなさん真剣に食味しています。
手作りの良さ、企業努力の賜物等々ありましたが、半年前には誠に小さな種粒が、こんなに意地らしいお漬物になって、人々を楽しませてくれる「農作物ってすごいな!」と改めて、沢庵を口にいれました。
参加人員
雨岳自然の会 会員37名、非会員8名、子ども2名 合計47名
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