平成29年12月23日、30人を超える自然の会会員が、大山の麓に集合し、手作りべったら漬けと昔ながらの沢庵漬け作りの作業を行いました。
市販の沢庵のほとんどは、調味液を利用して浸透圧で水分を抜いているそうで、天日干しの大根を利用する昔ながらの製法は少なくなったようです。雨岳自然の会では牛舎の軒先を利用し、大根の両端をもってくるりと回る程度に干すことができました。約160本の大根を3つの樽で糠で漬け込みます。重量と本数を数えて三等分に分け、異なる塩分濃度にして保存期間を調整します。A.B.Cの三つの樽に分け、A樽の塩分濃度は3%、B樽3.5%、C樽4%とし、それぞれ1ヶ月、1ヵ月半後、ほぼ2ヶ月後に樽明けをする予定です。各樽に糠7Kg、唐辛子、昆布、干し椎茸、ザラメ、生柿を入れ、ありったけの重石をかけています。2週間前の12月9日に甘麹で塩大根を漬け込んだべったら漬けが完成しました!。素晴らしい出来あがりでした。雨岳自然の会のべったら漬けの原材料名:おおくら大根(西富岡産)、米麹、砂糖、塩、もち米、生柿、本みりん、陳皮、りんごの皮、羅臼昆布、唐辛子。今年は昨年に比べて砂糖の量を減らし、米麹の量を増やしました。上品な甘さという声がありましたが、毎年同じような味に仕上げるのは至難の技のようでスリルがあります。失敗の可能性もあるため購入は事前登録制にしていただいています。山口県で農業をスタートした雨岳自然の会メンバー夫妻がいらっしゃいます。今年で2度目の作付け米を進呈していただきました。羽釜で炊いて「森のおたから米-亀の尾」を樽開けべったらと一緒にいただきました。ごちそうさまでした!大好評でした。炊きたて新米とべったら漬け、それに伊勢原の安達養鶏さんの地卵で卵かけご飯。畑の大根を引き抜いて大根サラダ。「生きててよかった!」と思える畑のランチをみんなでいただきました。今日の皆様へのお土産は立派に出来た白菜と大根です。来年早々橋桁の上には、高速道路が横たわっているかもしれません。参加人数 雨岳自然の会会員 30名 会員外 3名続きを隠す<<