旧盆明けの8/17(月)は江戸末期の代官屋敷の面影を残す古民家・山口家主屋の奥座敷・書院造の間の「床の間」の壁の修復が開始されました。修復を担当される匠は、BS朝日の「百年名家」の解説でお馴染みの東海大学の小沢教授とも関係が深い守谷表具店様です。今日の作業は下張りの交換まで行われました。少ない写真ですが順を追って作業の模様をご紹介致します。

▲金砂子(金箔)を残す最高級の壁「貼り付け壁」の壁紙を剥がしています。

▲壁紙の裏張りは襖に柔らかさを醸し出す二辺蓑張り手法にて張られていました。
裏紙は古文書でした。何時のものでしょうか?

▲壁紙が全て剥がされました。

▲新たな下張りの開始です。最初の和紙です。

▲最初の和紙の上に、表裏2色の厚めの下張り2枚が張られ最後の壁紙を待ちます。
下張りは合わせて3層となりました。
この上に張られる壁紙では「金砂子」はどのようになるのでしょうか。
楽しみです。
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